「一緒にYouTubeを見て笑うくらい臨機応変に対応できる」教師を目指していた大学院生が、パラリアスタッフになった理由

今回ご紹介するのは、生徒からの信頼が非常にあつい、東大前校講師の鈴木将平さん

鈴木さんは高校2年生の時に、学校や塾の先生に憧れ、学校教師を目指しますが、大学の授業を受けていくなかで、教師は自分にあっていないという思いを抱き始めました。そして、教員免許を取るための教育実習で、その思いが明確になり、教師になることを断念します。

それは鈴木さんが、教師・講師をするうえで絶対に譲れないことが、実現できないことが理由でした。それを実現できるということが、鈴木さんがパラリアを働く場所として選んだ理由でもあります。さて、それはどんなことだったのでしょうか。

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——そもそも、鈴木さんはなぜ数学の教師になろうと思ったのですか?

鈴木:高校2年生の時の担任の先生が数学の教師でしたし、塾の憧れている先生も数学の先生でした。そのお二人が、とても優しく、教え方も上手かったので「数学をこれだけ生徒に面白く教えられたら、自分も楽しいんだろうな」という漠然とした気持ちを抱き、数学教師を目指すようになりました。

それに、教えることに関しては小学2年生の頃から好きでした。というのも、算数のテストで100点を取った時に、模範解答の代わりに自分の答案が、黒板に貼られたことがあったんです。その時に、先生から「わからない人を見てあげて」と言われて、今思えば、そこが教育に興味を持ち始めた原点だったと思います。

——教師を目指していたのに「教師が適任ではない」と実感したのはなぜですか?

鈴木:大学4年生の時に母校の高校で、教育実習で授業を行った時のことです。

授業では、授業進度と生徒の理解度のバランスを気にする必要があります。しかし、自分は授業を理解できない子が気になってしまい、そちらに合わせていました。その結果、授業進度の方が遅れてしまいました。

進めないといけないことはわかっているし、自分の実習を担当してくれている先生にもすごい迷惑をかけていることは分かっていました。分かっていたのですが、できない子に合わせてしまっていました。

なので「いま先生になったら、できない子のフォローとクラス全体の進行を両立できる気がしない。中途半端になってどちらも満足に出来ずに、自分の不甲斐なさに苛まれてしまうかもしれない」と思い、教師という選択肢を外し始めました。

——それからどうしたのですか?

鈴木:そこから、どう動いていいかわからないこともあって、半年間はバイトやサークルなどをして過ごしていました。

4年生の3月に教師以外の選択肢を見つけるために、就職説明会に行ったのですが、その時にある企業の社員さんと1対1で話す機会がたまたまできました。なので、自分の悩みを打ち明けたら、教師を三年間やって退職されて活動している人がいるよと言われたので、その人を紹介してもらいました。

その人は、経営を学ぶ団体のある部署のトップにいました。「入ってみていろんな人と話してみたらどう?」と言われ、当時は将来に向けて何のあてもなかったので、言われるがまま入りました。そこで教育に関心がある色んな人と話していたら、「こういう塾があるんだけど、知ってる?」と言われて紹介されたのがパラリアでした。

それを聞いたのが、進路の模索のために進学した大学院の1年生の7月で、すぐに代表の浅見さん(パラリア代表・春日部校舎長)に連絡をとって、話しました。

とてもいい塾と思ったので、できれば関わりたいと思いましたが、初対面だったので、そこまで言うことも出来ませんでした。しかし、時々浅見さんから頼まれ事をされていたので、それをやらせてもらっていました。

初めて浅見さんとあってから一年ほどたった翌年の8月に、東大前の講師が一人、新しい事業の立ち上げのために卒業するということがあって、その穴を埋めるために自分に声がかかり、これは願ったり叶ったりだと、パラリアに講師として関わり始めました。

——パラリアをなぜ「いい塾」と思ったのですか?

鈴木:パラリアは自学自習を中心としているので、生徒に臨機応変に対応できる点が、すごく自分に合っているなと思いました。それに加えて教える側も成長していいということを知った時に衝撃を受けたんです。

学校の教師では自己研鑽はあまりできないだろうと思っていました。教育実習の時は、部活を見ていなかったのにも関わらず忙しかったので、これに部活の顧問も加わったら、自己研鑽やプライベートの時間がなかなか取れないなと体感しました。

しかし、パラリアは「自学自習」です。もちろん、最初は生徒と一緒にスケジュールの立て方や勉強方法を個別に話しながら見つけていくために、目一杯生徒と時間を共にする必要があります。でも、そこでうまい方法を見つけられれば、生徒は自立して、自学自習に集中して学力を伸ばし、逆に講師も生徒に付きっきりという状態ではなくなります。

そのため、スタッフ側の時間ができるので、その時間を使って自己研鑽のために、様々なことができることにすごく魅力を感じました

——鈴木さんが普段自己研鑽のためにやっていることは何かありますか?

鈴木:これを自己研鑽というのか疑問はあるかもしれませんが(笑)、大学の時にサークルでやっていたテニスを今でも続けています。指導とテニスを両方やることで、スポーツの上達は学習法や学習への姿勢と関わりが深いなと感じています。また、小学生で辞めてしまったタップダンスを始めようとしています(笑)。

もうすこし真面目なところでは、パラリアはいろいろな新規事業にチャレンジしているので、性格を診断し、生徒と先生、あるいは生徒と親の相性の理解を深めるツールの企画開発を行なっていたりもします。

それに、こちらも真面目なところですが、理科系の教科の勉強も少しずつ進めています。大学受験以降、あまり理科系の科目は勉強していないので、自習というスタイルでも、講師側が理解していないと、生徒にとって良い質問の投げかけができないため、受験以来再開しました。

——きちんとわかっていないと、生徒からの質問にも答えられませんし、生徒が考えることができるような質問の投げ方をしないと生徒の成長に繋がらないですよね。そんなパラリアで実際に働いてみてどうですか?

鈴木:ベンチャー企業なので、まだ固まっていないところがありますが、そこを固めていくのも楽しいですし、いい意味で自由度があると思います。

——自由度があるというのは、生徒に対して臨機応変に対応できるということですか?

鈴木:そういうことでもありますね。例えば、今年の夏に生徒二人と、浅草イングリッシュ(浅草に来ている外国人と話すこと)をやりました。そこで実際に使う英語はどんなものかというのを生徒は体験できたと思いますし、英語に対する興味も湧いていました。

こういうことは他の塾や学校では恐らくできないと思いますし、何より楽しかったです。それに、こちらとしても「英語をもっと頑張らないと」とも思うことができます。生徒だけではなく、自分も頑張ろうと思うことができることが非常に良いです。

——そんな鈴木さんの今後の展望は何かありますか?

鈴木:大きいことをいうと、1つ目はパラリアを学校法人にしていけたらなと思っています。1つの教室に生徒数は多くなくても良いので、生徒が自立して行動できることを目標にした教育機関として少しずつ増えていければ嬉しいです。

というのも、僕が教育実習で達成できなかった「1人1人を見る」という自分の教育観が、パラリアなら叶えられると思えますし(現に叶えられています)、教育に携わりたい方それぞれの想いを反映しやすいと思うからです。

パラリアにいる人たちは皆さん、自分の教育方針を持って指導していますし、それが出来ています。それが可能なのは、代表が「自学自習の指導に正解はない」という方針でパラリアを創ったからだと思います。

そのおかげで、僕は自由度高く行動できるので、英語が苦手な生徒と浅草に行ったり、進路に悩んでいる生徒と教育系のイベントに一緒に参加したり、精神面で苦しい思いをしている生徒と、パラリアが終わってから一緒にYouTubeを観て笑い合ったりもできます。

二つ目は、パラリアが教育を志す方の新たな選択肢になることです。自分がもし学校教員になっていたらそうなっていたように、現に学校教員になって苦しんでいる方は少なからずいると思います。調べていく中で、それは「教育」に携わろうとすると「学校教員」以外の選択肢が少なく、その学校教員という仕事が、その人たちが思い描く教育の形と大きく違っているために、そういう問題が起こるのかもしれないと思いました。

選択肢が多いと混乱してしまいますが、教育に関しては選択肢が少なく、選ばざるを得ないと考える方が多くいるかもしれません。

そんなことはないと思います。学校・大学から離れ外に目を向ければ、様々な教育の形があります。教育を志そうとする方は、僕を含め過去の原体験が大きく、それによって教育についての価値観が形成されると思います。

その価値観と合致する場所はあると思います。なかったら創り出すのも選択肢として考えられます。パラリアも、そのような選択肢の一つとして、教育を志す若い人たちを迎えられる体制を整えていきたいと思います。

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普段の様子から見ても、鈴木さんはパラリアの中で、もっとも生徒から信頼されている存在だと思います。もし、何かに悩んでいる受験生がいたら、一度鈴木さんに相談してみてはいかがでしょうか。きっと親身になって相談を受けてくれると思います。

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